2008年05月12日

モーニング娘。「笑顔YESヌード」

モーニング娘。「笑顔YESヌード」.jpg昨日のエントリーで「和製サルソウル」と言うワードを使って、和製サルソウルと言うのに無くてはならないナンバーがあったので、今日はその曲について。

その曲は、モーニング娘。の32枚目のシングル「笑顔YESヌード」。

この曲は初めて聴いた時から一発で気に入ってしまった曲。
タイトに16ビートを刻むドラムスに、ファンキーなギターカッティング、うねるベースライン、そしてなんと言っても曲の雰囲気を作り上げているストリングスとブラスの存在感、どれをとっても無茶苦茶カッコイイ。
自分などは、イントロのドラムスのフレーズを聴いただけで、ダブル・エクスポージャーの「Ten Percent」を思い浮かべてしまったのだけれど、ストリングスの雰囲気など、聴く人が聴けば「和製サルソウル」って言うキーワードで反応する楽曲のように思う。

深キョンの「イージーライダー」でも思ったけれど、ストリングスのフィーチャーだけでなく、ドラムスの音色やタイム感も「サルソウルっぽい」雰囲気を演出するのに重要なのかな?

アレンジは、MISIAなどを手がけている松井寛。
MISIAの曲でもストリングスをフィーチャーしたフィリーソウル系のアレンジをしている松井氏だけれど、それをさらに押し進めたのが、この「笑顔YESヌード」と言ってもいいかもしれない。
ハロプロでソウル系な楽曲と言うと、太陽とシスコムーンの一連の楽曲を思い浮かべるけれど、そういう流れは表向きは見えなかったけれど、地下水脈のように脈々と流れていたということなのかな?

アルバム「SEXY 8 BEAT」には、リバーブが深めにかかったミックスに変えたバージョンが収録されているけれど、自分としては、このシングルバージョンの方がタイトな響きがあって好みかな。

この曲に関して「和製サルソウル」と言う指摘をしていたのは、ライムスターの宇多丸氏が何かの雑誌に書いていた程度しか目にしていないのだけれど、この曲はもっと評価されていいと思うなぁ。


【収録曲】
01. 笑顔YESヌード
02. サヨナラのかわりに
03. 笑顔YESヌード(Instrumental)
posted by あれ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 00〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

深田恭子「イージーライダー」

深田恭子「イージーライダー」.jpgかなり以前から「和製〜」と言う感じのキーワードで、色々とネット検索していたりする自分でありますが、そんな中で「和製フィリーソウル」と言うキーワードでたどり着いたのが、この深田恭子のシングル「イージーライダー」。

もう、イントロからストリングスが大フィーチャーされていて、「弦フェチ」的な部分がある自分としてはたまらない。
ストリングス以外にも、クラビネットやギターのカッティングなどもファンキーなフレーズを刻んでいて、かなりカッコイイ。
この曲に関しては、「和製サルソウル」と評される向きもあるようだけれど、ドラムスの雰囲気やパーカッションの使い方などは、なるほどサルソウルに通じるものもあるように思う。
サルソウルの楽曲は、フィリーソウルの発展系と言う解釈もあるようなので、そういう認識もうなづける。

そんなソウルフレイバーが溢れるオケに、深キョンのボーカルが載っているのが、この曲の魅力でもあるのかな?
多少拙いボーカルであるとは言え、彼女のボーカルが載る事で、ポップに響いてる側面があるように感じる。

この曲の作・編曲は、当時プレイグス(現メロウヘッド)の深沼元昭。
プレイグスと言うと、アーシーなアメリカンロックのイメージが強かったけれども、こういうダンサブルな曲も作れるのかと少々驚いた。
おそらく、プレイグスでは実現できなかった側面を思う存分発揮したんだろうなぁ。

カップリングに収録されているリミックスバージョンは、ラテンなギターをフィーチャーしたリミックス。
このリミックスよりも、「FLOW」と題された深キョン曲のリミックスアルバムに収録されたリミックスの方が、リズムが前面に押し出されたミックスになっていて、個人的には好きかな。

こういうエントリーを書くたびに思うけれど、「アイドル」ってカテゴリーってだけで毛嫌いする人間もいるのを知ると、その程度の事で名曲を聞き逃すなんて、本当にもったいないなぁ、と思う。


【収録曲】
01. イージーライダー
02. イージーライダー (DJ SOMA GROW SOUND MIX)
03. イージーライダー (INST)
posted by あれ at 18:26| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

黒沢健一「first」

黒沢健一「first」.jpg先日、L⇔Rの2ndアルバム「Laugh+Rough」を取り上げたけれど、今回はそのL⇔Rのボーカル、黒沢健一が98年にリリースした1stソロアルバム「first」をご紹介。

L⇔Rの音楽は、様々なポップスのエッセンスを凝縮したカラフルなポップワールドが展開されていた感じだけれども、この健一の1stソロは、よりオーソドックスに、よりスタンダードに「ポップス」と言うものを真正面で捉えたような雰囲気。
アンサンブルの中心が、ギター、ベース、ドラム、ピアノと言うシンプルな編成になっているあたりが、そう感じる原因なのかな。

プロデュースは、健一とL⇔Rでもアレンジで参加していた遠山裕との共同プロデュース。
参加ミュージシャンは、共同プロデューサーの遠山裕(key)の他に、元キングクリムゾンのトニー・レヴィン(B)や、当時Dr.Strangeloveとして活動していた長田進(G)、根岸孝旨(B)、古田たかし(Dr)、L⇔Rのプロデューサーであった岡井大二(Dr)など。

アコースティックでメロディアスなナンバー01「Oh, Why」で幕を開け、矢継ぎ早に言葉を叩き付けるようなロックナンバー02「Rock'n Roll」へ。
01「Oh, Why」でのフレットレスベース、02「Rock'n Roll」での激しく動き回るベースラインなど、トニー・レヴィンのベースも、アクセントとしてなかなかイイ効果を上げている印象。

05「Mad Man Across The Water」は、黒沢健一のメロディーメーカーとしての凝縮されている1曲。
ピアノとアコースティックギターをバッキングの中心にして、優しげに唄う健一が印象的。
英語で唄われる06「Easy Romance」は、初期イーグルス風とでも言えばいいのか、アメリカン・ロックなテイストの爽やかな印象のポップナンバー。

ビートルズの「I Will」のような曲を作りたかったと言う07「Morning Sun」は、何年経っても自分の中でのベストトラック。
パーカッションとアコースティック・ギターのシンプルな伴奏に、柔らかいボーカルで優しげなメロディーを歌っている雰囲気がとてもいい。
先行シングルとなった08「Wondering」は、メロディーメーカーとしての黒沢健一を十分堪能できるナンバー。
シングルカットされただけあって、この曲がL⇔Rで歌っていた雰囲気に一番近い曲かな?

この作品のあと「B」と「New Voice」というソロアルバムをリリースするけれど、自分的にはこの「first」がソロアルバムとしてはベストかな。
このアルバムのように、メロディーが浮き立つようなシンプルな演奏を聴かせた方が、メロディーメーカーとしての黒沢健一、ボーカリストとしての黒沢健一の魅力が発揮されるように思う。


【収録曲】
01. Oh, Why
02. Rock'n Roll
03. Round Wound
04. Love Love
05. Mad Man Across The Water
06. Easy Romance
07. Morning Sun
08. Wondering
09. Far East Network
10. Really I Wanna Know
11. Rock'n Roll (reprise)
posted by あれ at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

L⇔R「Laugh+Rough」

L⇔R「Laugh+Rough」.jpg自分の中で永遠のエヴァーグリーンとなるバンドと言うのは、音楽好きの人ならば、誰の心にもあると思うけれども、今回紹介するL⇔Rは、自分にとってそう言うバンド。

世間的には「Knockin' On Your Door」のイメージしかないかもしれないが、このグループはあの1曲に集約されているワケではない!と言うのを声を大にして言いたい。
特に初期のポリスター時代のアルバムは、日本のポップス・ファンを自認する人には、一度は聴いてもらいたい名作ばかり。

そんなポリスター時代で自分が一番好きなアルバムが、2ndアルバムの「Laugh + Rough」。
当時のメンバーは、黒沢健一(Vo)黒沢秀樹(G)の黒沢兄弟と、リーダーの木下裕晴(B)に紅一点の嶺川貴子(Key&Vo)を加えた4人。
プロデュースは、元四人囃子のドラムス・岡井大二が手がけ、レコーディングでも自らスティックを握っている。

まず、何年経っても自分の中での「究極のポップ・チューン」である13「(I Wanna) Be With You」。
先行シングルでもあったこの曲は、ポップなメロディーラインが素晴らしいのはもちろん、コーラスやストリングスのラインなど、ポップスとして非の打ち所がない曲。
この曲は、ポップグループとしてのL⇔Rの金字塔であるのは間違いない。

ほかにも、バーズのアルバムからタイトルを引用した02「Younger Than Yesterday」や、エヴァリーブラザーズばりのコーラスを聞かせるアコースティックなナンバー03「Baby Back」なども、L⇔Rのポップサイドを語る上では欠かせない曲。
05「Rights And Dues」のように、ギルバート・オサリバン的な穏やかなメロディーに「Magical Mystery Tour」のようなサイケな味つけした(?)ポップスのエッセンスをギュッと詰め込んだナンバーもある。

そして、嶺川貴子が、ボーカルを初めて披露した06「In My Room」。
ビーチボーイズの同名曲というよりも、「Meant For You」や「Wonderful」などの中期ビーチボーイズの雰囲気を伝えてくれる1曲。
リリース当時、それほど日本では評価が高くなかった中期のビーチボーイズ風の曲を作っていたのは素直に驚く。

そういうポップな曲がある反面、07「What "P" Sez?」や 10「One Is Magic」では、ワイルドなロックンロールを見せるなど、このアルバムでは、L⇔Rと言うグループの多様性を十二分に感じさせてくれる。
ちなみに、08「I Can't Stand It」と04「Pumping '92」と言う2曲は、ビートルズと同時期に活動してたビートグループ、デイヴ・クラーク・ファイヴのカバー。
初のカバー・ソングが、デイヴ・クラーク・ファイヴという点にも、L⇔Rらしさを感じてしまう。

「Laugh So Rough」という曲をイントロとアウトロに使って、トータルアルバムっぽさを作り出しているのも、なかなかイイ演出だし、なんと言ってもどの曲もメロディーがいい。
ジャン・フィリップ・デロームの手によるジャケットもシャレているし、42分と言う短い時間ながらも「アルバム」と言う手触りが感じられるのが素晴らしい。
リリースされてからもう15年もの月日が流れているけれども、未だに色あせない、自分の中でのエヴァーグリーン。
こういういい作品に出会えて、自分は幸せです。


【収録曲】
01. Laugh So Rough
02. Younger Than Yesterday
03. Baby Back
04. Pumping '92
05. Rights And Dues
06. (Too Many Flowers And Mirrors) In My Room
07. What "P" Sez?
08. I Can't Stand It
09. Passin' Through Pt.1
10. One Is Magic (and The Other Is Logic)
11. Passin' Through Pt.2
12. Laugh So Rough (reprise)
13. (I Wanna) Be With You
posted by あれ at 02:25| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

V.A.「SUNNY ROCK - Sunshine Days of 70’s tribute album」

SUUNY ROCK!.jpg今回紹介するのは、ドラマ「Sunshine Days」のサウンドトラック「Sunny Rock!」。

ドラマのサウンドトラックと言っても、このアルバムは70年代のジャパニーズポップスの優れたトリビュート盤と言ってしまっていいだろう。
ドラマの本編は断片的にしか見た事はないけれど、70年代の湘南を舞台にした青春もので、ブレッド&バターの岩沢兄弟の活動をモチーフにして作られたドラマだと言う。
そんな舞台設定もあり、ドラマのBGMとして使われているのが、70年代のジャパニーズポップを現在活動中の若手ミュージシャンがカバーした曲たちで、そのBGMをまとめたのが、この「Sunny Rock!」というアルバム。

最近のトリビュートアルバムと言うと、カバーするミュージシャンのミュージシャン的なエゴが見え隠れして、名カバーも中にはあるけれど、奇をてらった表現が鼻につく事が多くて、個人的にはあまり好きではなかった。
けれども、このアルバムは、プロデューサーをつとめたL⇔Rの黒沢秀樹の手腕なのか、原曲のイメージを崩さないように、シンプルでオーソドックな形でカバーした曲が並ぶ。
カバーされた曲目を見て、ビビッと反応するものがあれば、その人はおそらくこのアルバムは気に入るのではないかな?

個人的に一番気に入ったのは、現在COUCHと言うバンドで活動する平泉光司(元benzo)がカバーした04「Let's Dance Baby」。
山下達郎の原曲の雰囲気を残しながらも、軽快なアレンジがされていて、平泉のボーカルも、いい意味で軽さを携えていて、なかなかイイ感じ。
benzo時代にはシュガーベイブの「雨は手のひらにいっぱい」をカバーしていたし(自分は未聴)、山下達郎のメロディーと平泉のボーカルの相性はいいのかな?

その他には、ママレイド・ラグがカバーした02「ソバカスのある少女」も良かった。
元々はっぴいえんどのフォロワー的な評価は高かったが、そのはっぴいえんどのメンバーだった鈴木茂のナンバーを真っ正面から取り組んでいて、原曲の雰囲気をそのままにカバーしている姿勢も好感が持てる。
櫛引彩香の09「海と少年」(オリジナルは大貫妙子)も、櫛引のボーカルとメロディーの相性もよく、とても気に入っている。
そして、アルバムラストの12「スノーエキスプレス」は、オリジナルをほぼ完コピ。
オリジナルには無かったエレピのソロなども追加されていて、なかなかカッコイイ仕上がり。
というか、この曲を選ぶセンスが単純にスゴイな、って思う。

オリジナルをこのアルバムの曲順に並び替えて聴いた事もあるけれど、改めて選曲のセンスの良さに脱帽。
70年代のジャパニーズポップスのエッセンスを詰め込んだ、見事なコンピレーションとも言えるのでは?
この曲目にピンと来た、オリジナルの曲たちが好きな人も、ぜひとも一聴を。


【収録曲】()内はオリジナル
01. 河原崎亙/ポメラニアンズ&Quinka,with a yawn「Pink Shadow」(ブレッド&バター)
02. ママレイド・ラグ「ソバカスのある少女」(ティンパンアレー)
03. 有里知花「オリビアを聴きながら」(杏里)
04. 平泉光司「Let's Dance Baby」(山下達郎)
05. 柳田久美子「天気雨」(荒井由実)
06. 黒沢秀樹「MAGIC」(ブレッド&バター)
07. ハミング・キッチン「ラスト・ステップ」(吉田美奈子)
08. 黒沢健一「ありがとう」(小坂忠)
09. 櫛引彩香「海と少年」(大貫妙子)
10. sowan song「プールサイド」(南佳孝)
11. YANCY「ハリケーン・ドロシー」(細野晴臣)
12. サンシャインデイズバンド「スノーエキスプレス」(ティンパンアレー)

posted by あれ at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

メロン記念日「サクラ色の約束」

メロン記念日「アンフォゲッタブル」今回紹介するのは、メロン記念日のシングル「アンフォゲッタブル」のカップリング「サクラ色の約束」。
1年ほど前にリリースされたシングルだけれども、春〜夏にかけて聞きたくなるような爽やかな曲。

この「サクラ色の約束」は、タイトルの「サクラ色」から連想されるような、春先にはピッタリの爽やかな雰囲気の曲で、アコースティックギターのカッティングが心地よいポップナンバー。
アレンジの方向性としては、スタイル・カウンシルや、アズテック・カメラなどの80年代中盤のUKもの(言ってしまえばネオアコっぽい?)に近い手触りのする1曲。
あそこら辺の音が好きな人なら、結構気に入るタイプの曲なのではないかな?

このメロン記念日は、つんく♂プロデュースのハロー!プロジェクトの一員であるけれども、この曲はつんく♂の詞曲ではなく、作詞は海野真司、作曲と編曲は上野浩司という布陣。
参加ミュージシャンのクレジットがないけれど、全編を通して聞かれるアコースティックギターは、この曲の爽やかさを演出するのに一役買っているように思う。

一方のタイトル曲の「アンフォゲッタブル」は、「サクラ色〜」とは対照的にポップで盛り上がるディスコチューン。
楽しげなパーティーソングと言う雰囲気に仕上がっていて、こちらはこちらで魅力がある楽曲。
こういう雑多な多様性がある所が、ハロー!プロジェクトの音楽を聴いていて面白い部分かもしれない。

以前に紹介した美勇伝の曲もそうだけれど、つんく♂関連の作品には、かなりイイ感じのポップソングが多数あるので、色々と自分の感性にあった曲を探して行くのは、かなり楽しい作業かもしれない。

このブログでは、何度も書いてるけれども、アイドルソングといえども、きちんと聞き込んで行けば、評価できる楽曲はたくさんあるのだなぁ、と言うのはスゴク実感する。


【収録曲】
01. アンフォゲッタブル
02. サクラ色の約束
03. アンフォゲッタブル (Instrumental)
posted by あれ at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 00〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

原田知世「music&me」at 恵比寿ガーデンホール

恵比寿のガーデンホールまで、原田知世のコンサートを見に行く。

もう、本当に素晴らしかった。
あそこまで心が満ち足りた気持ちになるとは思ってもいなかった。
なんだか、文章が支離滅裂で長くなってしまったが、そうなる必然が、自分の中ではあるので仕方がない。
多分、他人には伝わらない文章のような気がするが、とりあえず書いておく。

ま、単純に言ってしまえば「素晴らしかった」の一言を長々言い換えてるだけですが。
 
 
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posted by あれ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ/コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

Sunshine Days Live "Sunny Rock"

今日は、渋谷のライヴハウス、Duo Exchange まで、ドラマ「Sunshine Days」のサウンドトラックのトリビュート・ライヴに行ってきた。

サントラに関しては、ここを読むとわかるけれども、70年代のジャパニーズポップスのトリビュート・アルバムになっていて、今日はそのサントラの曲を中心に、参加ミュージシャンのオリジナルも絡めて歌うイベントだった。

これが、無茶苦茶良かった。
70年代のカバーはもちろん、それぞれのミュージシャンの曲も皆素晴らしかった。


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2007年12月21日

原田知世「music & me」

原田知世「music&me」

「音楽と私」

シンプルだけれど、力強い響きを持った言葉。
そのシンプルな言葉と同じように、音楽への強い愛情と、深い信頼を感じるアルバムだった。

原田知世のデビュー25周年を記念して作られたこのアルバム、プロデュースは、MOOSE HILLや、naomi&goro で活動する伊藤ゴロー。
作家陣は、伊藤ゴローの他にも、大貫妙子、鈴木慶一、高橋幸宏と言ったベテラン勢や、キセルなどの若手ミュージシャンも参加。
シンプルで、アコースティックなバッキングが、優しげで落ち着いた雰囲気の原田知世のボーカルと非常にマッチしていて、とてもイイ感じ。

03「きみとぼく」が、個人的に一番好きになったナンバー。
ピアノとウッドベースとドラムと言うシンプルな編成が基本の、落ち着いた雰囲気のポップソング。
原田知世自身が書いた歌詞が、時と場所をこえて巡り会う偶然=運命というテーマで書かれていて、なんでかわからないけれど、グッと来てしまった自分がいる。

カバー曲も充実していて、02「色彩都市」は大貫妙子のカバー、04「Are You There?」はバート・バカラックのカバー、05「I Will」はビートルズのカバー。
この中では、アコースティックな編成で生まれ変わった02「色彩都市」が良かったな。
弦楽器を中心としたアンサンブルが、柔らかい原田知世のボーカルとマッチしていたし。
04「Are You There?」は、高橋幸宏が選曲し、アレンジを担当し、05「I Will」は、コーラスにキセルが参加。
「I Will」は、一時期すごく好きだったビートルズナンバーなので、このカバーは素直に嬉しかった。

鈴木慶一が提供した07「菩提樹の家」や、キセルが提供した11「くちなしの丘」もアコースティックな肌触りの佳曲。
11「くちなしの丘」は、先行試聴で聞いた時は、それほどピンと来なかったけれど、アルバムの流れで聴くと、心に染みる曲になった。

そして、アルバムラストの12「時をかける少女」は、言うまでもなく、原田知世の初期の代表曲のセルフカバー。
今回は、シンプルなボサノヴァ・アレンジでカバーしているのだけれど、初期の代表曲を、不惑を迎えた本人が「今」の視点で再びカバーしたことに、少なからず心動かされた。
あの当時「少女」だった人が、「女性」となった視点で、あの頃の歌を歌う。
同じメロディーであるのに、なんだかその間に流れた「時間」をも歌に込められているかのような気がして、何となくジンと来た。
まさに「時をかける」1曲になったってワケかな……?

このアルバム、聞けば聞くほど好きになっていっている気がする。
こう言うエヴァーグリーンな雰囲気のするアルバムは、本当に大好き。
この作品は、永く聞き続けることの出来るアルバムになると思う。出逢えてよかった。


【収録曲】
01. Cruel Park
02. 色彩都市
03. きみとぼく
04. Are You There?
05. I Will
06. Wondefull Life
07. 菩提樹の家
08. シンシア
09. Aie
10. ノスタルジア
11. くちなしの丘
12. 時をかける少女
posted by あれ at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 00〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

須藤薫「Tender Love」

須藤薫「Tender Love」杉真理に続いて、須藤薫のアルバムまでも紙ジャケリマスターで再発されるそうで、後追いのファンとしては、うれしいニュースであります。
「Hello Again」以降のアルバムは、なんとか中古盤で揃えた自分としては、それ以前の作品のリイシューと言うことで、かなり嬉しく思う。

そんなワケで、今回取り上げるのは、須藤薫が89年発表した「Tender Love」。
このアルバムのサウンド・プロデュースは、当時ピチカートファイヴだった小西康陽。
全ての曲のアレンジを小西が担当し、アルバムを通して聴くと、小西康陽によるウォール・オブ・サウンド〜フィル・スペクターへのオマージュと言えそうなアルバム。

01「つのる想い」から、深めのエコーに彩られた「ウォール・オブ・サウンド」な世界を展開していて、60年代ポップス好きには、何の抵抗もなく受け入れられそうな雰囲気。
イントロからロネッツの「Be My Baby」を引用しているのは、間違いなく確信犯でしょう。
タイトルの「つのる想い」も、スペクター曲の邦題から引用している点も、好感が持てる。
それにしても、こう言うゴージャスなストリングス・アレンジを施している曲って、最近聴かなくなったな(ストリングス&ホーンのアレンジは、当時ピチカート・ファイヴの高浪敬太郎)。

02「Sugar Romance」は、大滝詠一の「FUN×4」的なポップ感に溢れた曲。
「♪ パッシュ ワディ ワディ」と言うコーラスも、オールディーズ風でなかなか。

03「春の陽射し」は、ビーチボーイズの「Please Let Me Wonder」あたりを下敷きに作られたような曲。
田島貴男らの幾重にも重なったコーラスも、ビーチボーイズ風。自分はかなり好きな1曲。

ベン・E・キングの「Stand By Me」のフレーズの引用から始まる04「トーチ・ソング」は、オールディーズ風のしっとりしたポップソング。

05「二人のシルエット」は、三連系のしっとりした曲で、ビーチボーイズの「Surfer Girl」などを思い浮かべる。

06「最後のD.P.E」は、ミディアム・テンポのしっとりしたポップソング。
イントロのフレーズが、デイブ・クラーク・ファイヴの「Because」っぽいが、これも確信犯?

07「おねがいラヴァーマン」は、「Couples」の頃のピチカートにも通じるような雰囲気の曲。
50年代のアメリカのテレビ映画のサントラにありそうな雰囲気のアレンジが楽しい。

08「恋のマニュアル・ブック」は、アップテンポなポップナンバーで、「ウォール・オブ・サウンド」的な世界からはちょっと離れているけれども、これはこれで好き。
同時期のピチカートファイヴ(田島貴男ボーカル期)に一番近いサウンドかな?

09「去年の夏」は、再び「ウォール・オブ・サウンド」的なサウンドを展開。
この曲のみ、作曲も小西康陽で、ミディアムテンポのしっとりした曲。
イントロに、どことなくグレン・キャンベルの「I Guess I'm Dumb」っぽい雰囲気を感じる。

10「冬のゴスペル」は三連系の曲で、アルバムを締めくくるのにふさわしい静か目な曲。
この曲でも、ゴージャスなストリングスが効果的。

何となく歌詞を辿っていくと、01「つのる想い」から10「冬のゴスペル」までが、二人の男女の出会いから別れまでを追った短編集なのかな、と言うような気もしてくる。
すべての曲で小西が作詞したワケではないけれども、01「つのる想い」の出会った時のドキドキ感から、10「冬のゴスペル」での悲しい別れまで、何となく一つのストーリーになっているような気がするのだが、どうだろう?

サウンド的には、アルバムを通して聴くと、最初に指摘したように、フィル・スペクター〜ビーチボーイズ〜大瀧詠一といった「ウォール・オブ・サウンド」を継承していく流れの中の1枚、と言った趣きを感じる。
そんな面からも、大瀧詠一がプロデュースしたシリア・ポールの「夢で逢えたら」との符合を感じる。
改めて聞き直してみて、ポップなメロディーはもちろん、ロマンティックでゴージャスなストリングスに圧倒される部分が多かった。
「夢で〜」が好きな人には、是非とも聴いてもらいたい1枚。


【収録曲】
01. つのる想い
02. Sugar Romance
03. 春の陽射し
04. トーチ・ソング
05. ふたりのシルエット
06. 最後のD.P.E.
07. おねがいラヴァーマン
08. 恋のマニュアル・ブック
09. 去年の夏
10. 冬のゴスペル


♪須藤薫「つのる想い」
posted by あれ at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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