2008年06月21日

Scudelia Electro「Summer Rain」

Scudelia Electro「Summer Rain」.jpg何となく夏っぽい曲が聞きたなくなって、CD棚の中を色々と探っていたりする今日このごろ。
そんな風にして久しぶりに引っ張りだしてきた曲の一つ、スクーデリア・エレクトロの6thシングル「サマーレイン」。
99年リリースという事は、もう10年近く経つのか。時が経つのは早いもんですね。

このスクーデリア・エレクトロは、スパイラル・ライフ解散後、ギター&ボーカルの石田小吉(現・石田ショーキチ)が、レコーディング・エンジニアの寺田康彦と、キーボードディストの吉澤瑛師と共に組んだグループ。
自分はスパイラル・ライフ時代から、ソングライターとしてのショーキチが好きで、このグループもよく聞いてました。

この「サマーレイン」は、シャッフル・ビートが心地よい、爽やかなポップナンバー。
一部で、ナイアガラ・サウンドを彷彿とさせるという評価も読んだ事があるけれど、なるほどそう言う評価もうなづける雰囲気も持っているかもしれない(とは言っても、それほどナイアガラではないけれど)。
あと、イントロのピアノのフレーズは、ビートルズの「Good Day Sunshine」からの引用だと、リリース当時には一部で言われた事もありました。
ちなみに、ゲスト・ミュージシャンとして、向山テツ(Dr)、湯川トーベン(B)が参加。

この石田ショーキチという人は、メロウなメロディーを書くと思えば、一転してゴリゴリにハードな音作りもする人間で、その振り幅が面白いといえば面白いのだけれど、自分は断然前者の方を支持。
スパイラル・ライフの時代から、彼のメロディーメーカーとしてのセンスは、とても気に入っている。

カップリングの02「FADE」は、比較的オーソドックスなロック・ナンバー。
こう言っては何だが、悪い曲ではないけれど、いかにもカップリング曲というような雰囲気も感じなくもない曲。
自分は嫌いではないですけど。

この「サマーレイン」は、スクーデリア・エレクトロの4th「Flamingo」にも収録されているけれど、このジャケットが結構好きなのでシングルで紹介してみた。
PVも、なかなか爽やかな雰囲気で(出演している女の子のせいかもしれないが)、結構好きです。
自分の中では、今みたいな時期の定番ナンバーなのかな。


【収録曲】
01. サマーレイン
02. Fade


♪Scudelia Electro「Summer Rain」

posted by あれ at 14:10| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

深田恭子「イージーライダー」

深田恭子「イージーライダー」.jpgかなり以前から「和製〜」と言う感じのキーワードで、色々とネット検索していたりする自分でありますが、そんな中で「和製フィリーソウル」と言うキーワードでたどり着いたのが、この深田恭子のシングル「イージーライダー」。

もう、イントロからストリングスが大フィーチャーされていて、「弦フェチ」的な部分がある自分としてはたまらない。
ストリングス以外にも、クラビネットやギターのカッティングなどもファンキーなフレーズを刻んでいて、かなりカッコイイ。
この曲に関しては、「和製サルソウル」と評される向きもあるようだけれど、ドラムスの雰囲気やパーカッションの使い方などは、なるほどサルソウルに通じるものもあるように思う。
サルソウルの楽曲は、フィリーソウルの発展系と言う解釈もあるようなので、そういう認識もうなづける。

そんなソウルフレイバーが溢れるオケに、深キョンのボーカルが載っているのが、この曲の魅力でもあるのかな?
多少拙いボーカルであるとは言え、彼女のボーカルが載る事で、ポップに響いてる側面があるように感じる。

この曲の作・編曲は、当時プレイグス(現メロウヘッド)の深沼元昭。
プレイグスと言うと、アーシーなアメリカンロックのイメージが強かったけれども、こういうダンサブルな曲も作れるのかと少々驚いた。
おそらく、プレイグスでは実現できなかった側面を思う存分発揮したんだろうなぁ。

カップリングに収録されているリミックスバージョンは、ラテンなギターをフィーチャーしたリミックス。
このリミックスよりも、「FLOW」と題された深キョン曲のリミックスアルバムに収録されたリミックスの方が、リズムが前面に押し出されたミックスになっていて、個人的には好きかな。

こういうエントリーを書くたびに思うけれど、「アイドル」ってカテゴリーってだけで毛嫌いする人間もいるのを知ると、その程度の事で名曲を聞き逃すなんて、本当にもったいないなぁ、と思う。


【収録曲】
01. イージーライダー
02. イージーライダー (DJ SOMA GROW SOUND MIX)
03. イージーライダー (INST)
posted by あれ at 18:26| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月10日

黒沢健一「first」

黒沢健一「first」.jpg先日、L⇔Rの2ndアルバム「Laugh+Rough」を取り上げたけれど、今回はそのL⇔Rのボーカル、黒沢健一が98年にリリースした1stソロアルバム「first」をご紹介。

L⇔Rの音楽は、様々なポップスのエッセンスを凝縮したカラフルなポップワールドが展開されていた感じだけれども、この健一の1stソロは、よりオーソドックスに、よりスタンダードに「ポップス」と言うものを真正面で捉えたような雰囲気。
アンサンブルの中心が、ギター、ベース、ドラム、ピアノと言うシンプルな編成になっているあたりが、そう感じる原因なのかな。

プロデュースは、健一とL⇔Rでもアレンジで参加していた遠山裕との共同プロデュース。
参加ミュージシャンは、共同プロデューサーの遠山裕(key)の他に、元キングクリムゾンのトニー・レヴィン(B)や、当時Dr.Strangeloveとして活動していた長田進(G)、根岸孝旨(B)、古田たかし(Dr)、L⇔Rのプロデューサーであった岡井大二(Dr)など。

アコースティックでメロディアスなナンバー01「Oh, Why」で幕を開け、矢継ぎ早に言葉を叩き付けるようなロックナンバー02「Rock'n Roll」へ。
01「Oh, Why」でのフレットレスベース、02「Rock'n Roll」での激しく動き回るベースラインなど、トニー・レヴィンのベースも、アクセントとしてなかなかイイ効果を上げている印象。

05「Mad Man Across The Water」は、黒沢健一のメロディーメーカーとしての凝縮されている1曲。
ピアノとアコースティックギターをバッキングの中心にして、優しげに唄う健一が印象的。
英語で唄われる06「Easy Romance」は、初期イーグルス風とでも言えばいいのか、アメリカン・ロックなテイストの爽やかな印象のポップナンバー。

ビートルズの「I Will」のような曲を作りたかったと言う07「Morning Sun」は、何年経っても自分の中でのベストトラック。
パーカッションとアコースティック・ギターのシンプルな伴奏に、柔らかいボーカルで優しげなメロディーを歌っている雰囲気がとてもいい。
先行シングルとなった08「Wondering」は、メロディーメーカーとしての黒沢健一を十分堪能できるナンバー。
シングルカットされただけあって、この曲がL⇔Rで歌っていた雰囲気に一番近い曲かな?

この作品のあと「B」と「New Voice」というソロアルバムをリリースするけれど、自分的にはこの「first」がソロアルバムとしてはベストかな。
このアルバムのように、メロディーが浮き立つようなシンプルな演奏を聴かせた方が、メロディーメーカーとしての黒沢健一、ボーカリストとしての黒沢健一の魅力が発揮されるように思う。


【収録曲】
01. Oh, Why
02. Rock'n Roll
03. Round Wound
04. Love Love
05. Mad Man Across The Water
06. Easy Romance
07. Morning Sun
08. Wondering
09. Far East Network
10. Really I Wanna Know
11. Rock'n Roll (reprise)
posted by あれ at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

L⇔R「Laugh+Rough」

L⇔R「Laugh+Rough」.jpg自分の中で永遠のエヴァーグリーンとなるバンドと言うのは、音楽好きの人ならば、誰の心にもあると思うけれども、今回紹介するL⇔Rは、自分にとってそう言うバンド。

世間的には「Knockin' On Your Door」のイメージしかないかもしれないが、このグループはあの1曲に集約されているワケではない!と言うのを声を大にして言いたい。
特に初期のポリスター時代のアルバムは、日本のポップス・ファンを自認する人には、一度は聴いてもらいたい名作ばかり。

そんなポリスター時代で自分が一番好きなアルバムが、2ndアルバムの「Laugh + Rough」。
当時のメンバーは、黒沢健一(Vo)黒沢秀樹(G)の黒沢兄弟と、リーダーの木下裕晴(B)に紅一点の嶺川貴子(Key&Vo)を加えた4人。
プロデュースは、元四人囃子のドラムス・岡井大二が手がけ、レコーディングでも自らスティックを握っている。

まず、何年経っても自分の中での「究極のポップ・チューン」である13「(I Wanna) Be With You」。
先行シングルでもあったこの曲は、ポップなメロディーラインが素晴らしいのはもちろん、コーラスやストリングスのラインなど、ポップスとして非の打ち所がない曲。
この曲は、ポップグループとしてのL⇔Rの金字塔であるのは間違いない。

ほかにも、バーズのアルバムからタイトルを引用した02「Younger Than Yesterday」や、エヴァリーブラザーズばりのコーラスを聞かせるアコースティックなナンバー03「Baby Back」なども、L⇔Rのポップサイドを語る上では欠かせない曲。
05「Rights And Dues」のように、ギルバート・オサリバン的な穏やかなメロディーに「Magical Mystery Tour」のようなサイケな味つけした(?)ポップスのエッセンスをギュッと詰め込んだナンバーもある。

そして、嶺川貴子が、ボーカルを初めて披露した06「In My Room」。
ビーチボーイズの同名曲というよりも、「Meant For You」や「Wonderful」などの中期ビーチボーイズの雰囲気を伝えてくれる1曲。
リリース当時、それほど日本では評価が高くなかった中期のビーチボーイズ風の曲を作っていたのは素直に驚く。

そういうポップな曲がある反面、07「What "P" Sez?」や 10「One Is Magic」では、ワイルドなロックンロールを見せるなど、このアルバムでは、L⇔Rと言うグループの多様性を十二分に感じさせてくれる。
ちなみに、08「I Can't Stand It」と04「Pumping '92」と言う2曲は、ビートルズと同時期に活動してたビートグループ、デイヴ・クラーク・ファイヴのカバー。
初のカバー・ソングが、デイヴ・クラーク・ファイヴという点にも、L⇔Rらしさを感じてしまう。

「Laugh So Rough」という曲をイントロとアウトロに使って、トータルアルバムっぽさを作り出しているのも、なかなかイイ演出だし、なんと言ってもどの曲もメロディーがいい。
ジャン・フィリップ・デロームの手によるジャケットもシャレているし、42分と言う短い時間ながらも「アルバム」と言う手触りが感じられるのが素晴らしい。
リリースされてからもう15年もの月日が流れているけれども、未だに色あせない、自分の中でのエヴァーグリーン。
こういういい作品に出会えて、自分は幸せです。


【収録曲】
01. Laugh So Rough
02. Younger Than Yesterday
03. Baby Back
04. Pumping '92
05. Rights And Dues
06. (Too Many Flowers And Mirrors) In My Room
07. What "P" Sez?
08. I Can't Stand It
09. Passin' Through Pt.1
10. One Is Magic (and The Other Is Logic)
11. Passin' Through Pt.2
12. Laugh So Rough (reprise)
13. (I Wanna) Be With You
posted by あれ at 02:25| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

米光美保「FOREVER」

FOREVER何となく買ったCDが、何となく気に入って、唄ってる歌手が何となく好きになっている、と言うパターンは、自分の中では少なくない。
今回紹介する米光美保も、そんなシンガーの一人。

角松敏生のプロデュースと言うことで、何となく2枚のアルバムを手に入れ、何となく聴いていくうちに、いつの間にか好きなシンガーになっていた。
東京パフォーマンスドール時代は、活動自体にそれほど興味はなかったのだけれど、角松作品を聞いているうちに結構ハマってしまい、今では好きな女性シンガーの一人。

このアルバム「FOREVER」は、角松敏生がプロデュースを手がけた2作目にあたる作品。
曲とアレンジはもちろん、ほとんどの曲の打ち込み、ギターで角松が参加していて、「角松ワールド」が好きな人には、何の抵抗もなく受け入れられる音なのでは?

やはりシティポップ好きとしての聞き所は、08「恋は流星〜SHOOTING STAR OF LOVE〜」でしょうか。
言うまでもなく、吉田美奈子の「Twilight Zone」に収録された曲のカバーバージョン。
今聴くと、打ち込みのバッキングが少々「90年代的」なものを感じさせなくもないけれども、米光の歌声とメロディーの相性は抜群で、この曲をカバーさせようと思った角松のセンスには恐れ入る。
個人的には、吉田美奈子のオリジナルよりも好きかもしれない。

そして、個人的にこのアルバムで一番気に入っているナンバー、06「YA-DA」。
サンバ風のリズムを取り入れた、ゆったりしたナンバーで、少しアンニュイな雰囲気が漂うポップス。
この「ちょっとアンニュイ」な雰囲気が、米光のボーカルにはよく似合う。
(この曲のみ、曲とアレンジは先日急逝した浅野"ブッチャー"祥之氏です。この場を借りて氏のご冥福をお祈りします)

そして、バラードナンバーもかなり良く、07「Feel of you (Album Version)」は、「シンガー米光美保」を味わうには最適のナンバー。
ピアノとストリングスがアンサンブルの中心になったバラードで、メロディーラインは「いかにも角松!」と思えるような曲だけれど、米光のボーカルもメロディーにマッチしているし、名バラードと言ってしまっていいと思う。
改めて聴いていて、こう言う曲での米光の声は本当に映えるなぁ、と思った。

他の曲を簡単に解説すると、オープニングの01「ナチュラル・フーズ」は、ファンキーなフュージョン・インスト。
いきなりこんな曲で幕を開けるとは、アイドル的に彼女を見ていた人は面食らっただろうなぁ……。
03「ILLUSION TOWN」は、軽快でダンサブルなポップス。
米光の爽やかな声と軽快なアレンジがマッチしていて自分はかなり好みのダンスチューン。
打ち込みのリズムに生のブラスが軽快に鳴り響く。
04「眠れない夜」は、静か目の曲で、フリューゲルホーンが、なかなか良い味を出している。
05「FALL IN LOVE, IT'S FOREVER」は、メロウなダンスチューン。
この曲でも、角松の書くメロディーラインと米光のボーカルの相性はバッチリ。
ただ、アレンジがちょっとゴチャゴチャした印象があるので、シンプルな伴奏で聴きたい曲ではありますが……。
09「ひとりじゃないのよ」は、今の米光が歌っているような曲に一番近いかな?
ピアノを中心にしたバッキングのミディアム・ナンバーで、3分弱の短い曲ながらも、シンガーとしての米光の魅力は十分に伝わる良曲。

彼女は現在でもシンガーとして活動中で、インディーながらもアルバムをリリースしている。
自分としては、現在の歌手活動の方が聴いていて心地よい曲が多いので、密かに応援中。
2ヶ月に一度ほどのペースで行われている汐留のフリーライヴにも、何度か足を運んでみたり。
もちろんアルバムもすべて購入しました。

現在の活動については、彼女の公式サイトを訪れれば色々と分かります(ページを開くと音が出ます)。
曲の試聴も出来るので、気になっている人は是非!!!


【収録曲】
01. ナチュラル・フーズ
02. LABYRINTH
03. It's just a moment 〜weariness〜
04. 眠れない夜
05. FALL IN LOVE, IT'S FOREVER
06. YA-DA
07. Feel of you (Album Version)
08. 恋は流星
09. ひとりじゃないのよ


♪米光美保「恋は流星」
posted by あれ at 02:09| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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