2008年05月13日

Shi-Shonen「Do Do Do」

Shi-Shonen「Do Do Do」.jpg今回紹介するのは、Shi-Shonen が85年にリリースしたミニアルバム「Do Do Do」二ボーナストラックを加えてリリースされた2000年のリイシュー盤。

Shi-Shonenと言うと、テクノポップという印象が強いかもしれないけれど、このアルバムに関して言えば、テクノ趣味は奥に引っ込み、ポップグループとしてのShi-Shonenが前面に出ている印象。
どうも、リーダーの戸田誠司のインタビューによれば、1stアルバムの「Singing Circuit」でテクノ方面に振れた針を、違う方向へ向けたくなったら自然とポップ指向な側面が出たらしい。
プロデュースは、メンバーの戸田誠司と、大貫妙子や竹内まりやなどのプロデュースでも知らる牧村憲一(彼は先日取り上げたL⇔Rのプロデューサーでもあった)。

このアルバムをレコ屋の店頭で試聴した時、01「瞳はサンセットグロウ」にノックアウトされてしまった。
音的には、発売当時のライナーノーツに「モンキーズの「デイドリーム」を思わせるナンバー」と評されているけれども、そんな表現もうなづけるポップナンバー。
シャッフルのビートにポップなメロディーが乗って、さりげなくメロディーを包み込むストリングスも鮮やかで、曲のアクセントとして矢口博康のサックスもなかなかイカしてる。
そして、いかにも「文系青年」的な戸田誠司のボーカルも、魅力の一つかもしれない。

02「5回目のキス」は、ベース担当の渡辺等がボーカルを取る、落ち着いたテンポのポップナンバー。
今では、チェリスト/ベーシストとして様々なポップ/ロックフィールドで活動している渡辺氏だが、青年期には、こういう優しげなボーカルを披露していたのだなぁ。
03「手編みの天使」は、ストロベリー・スイッチブレイドっぽい雰囲気のするポップソング。
テクノポップ風のリズム隊に、弦楽四重奏が絡み合うあたりが、この時期のShi-Shonenぽい感じもする。
ただ福原まりのボーカルの拙さが、少々残念ではあるかな……。
04「タイトロープ」は、ライナーを読むとホリーズの「バスストップ」のフレーズを引用したと書いてある。
なるほど、言われてみればそういう感じで、曲調も「バスストップ」的なマイナーコードのロックチューン。

07「オートバイク」は、ジャズっぽいナンバー。
鼻歌で作ったような曲調だけれど、矢口博康のサックスが、曲の雰囲気を作り上げてる感じかな?
08「憧れのヒコーキ時代」は、意識的にアズテック・カメラやペイル・ファウンテンズのような音を作ろうとしたらしい。
けれども、純粋なネオアコ・ナンバーにはならないのが、Shi-Shonenらしいと言うのか、なんと言うのか。
ポップなメロディーであるのだけれど、ストリングスの重ね方やリズムトラックの作り方などは、テクノポップ的と言えるのかも。
05に収録されたライヴ・アレンジの方が、シンプルな分メロディーのポップさは活かされているかな。

05〜06のライヴトラックを聴いて思ったけれど、戸田誠司の青々としたボーカルも、このShi-Shonenというグループの魅力の一つなんだろうなぁ。

Shi-Shonenは、このミニアルバムのあと「2001年の恋人達」と言うアルバムをリリースした後に解散。
その後、リーダーの戸田誠司は、YOUらとフェアチャイルドを結成して活動する事になる。
フェアチャイルドの活動に関しては、気が向いたら、また。


【収録曲】
01. 瞳はサンセットグロウ
02. 5回目のキス
03. 手編みの天使
04. タイトロープ
05. 憧れのヒコーキ時代 (Live)
06. BYE-BYE YUPPIE BOY (Live)
07. オートバイク
08. 憧れのヒコーキ時代
posted by あれ at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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