2008年05月07日

V.A.「SUNNY ROCK - Sunshine Days of 70’s tribute album」

SUUNY ROCK!.jpg今回紹介するのは、ドラマ「Sunshine Days」のサウンドトラック「Sunny Rock!」。

ドラマのサウンドトラックと言っても、このアルバムは70年代のジャパニーズポップスの優れたトリビュート盤と言ってしまっていいだろう。
ドラマの本編は断片的にしか見た事はないけれど、70年代の湘南を舞台にした青春もので、ブレッド&バターの岩沢兄弟の活動をモチーフにして作られたドラマだと言う。
そんな舞台設定もあり、ドラマのBGMとして使われているのが、70年代のジャパニーズポップを現在活動中の若手ミュージシャンがカバーした曲たちで、そのBGMをまとめたのが、この「Sunny Rock!」というアルバム。

最近のトリビュートアルバムと言うと、カバーするミュージシャンのミュージシャン的なエゴが見え隠れして、名カバーも中にはあるけれど、奇をてらった表現が鼻につく事が多くて、個人的にはあまり好きではなかった。
けれども、このアルバムは、プロデューサーをつとめたL⇔Rの黒沢秀樹の手腕なのか、原曲のイメージを崩さないように、シンプルでオーソドックな形でカバーした曲が並ぶ。
カバーされた曲目を見て、ビビッと反応するものがあれば、その人はおそらくこのアルバムは気に入るのではないかな?

個人的に一番気に入ったのは、現在COUCHと言うバンドで活動する平泉光司(元benzo)がカバーした04「Let's Dance Baby」。
山下達郎の原曲の雰囲気を残しながらも、軽快なアレンジがされていて、平泉のボーカルも、いい意味で軽さを携えていて、なかなかイイ感じ。
benzo時代にはシュガーベイブの「雨は手のひらにいっぱい」をカバーしていたし(自分は未聴)、山下達郎のメロディーと平泉のボーカルの相性はいいのかな?

その他には、ママレイド・ラグがカバーした02「ソバカスのある少女」も良かった。
元々はっぴいえんどのフォロワー的な評価は高かったが、そのはっぴいえんどのメンバーだった鈴木茂のナンバーを真っ正面から取り組んでいて、原曲の雰囲気をそのままにカバーしている姿勢も好感が持てる。
櫛引彩香の09「海と少年」(オリジナルは大貫妙子)も、櫛引のボーカルとメロディーの相性もよく、とても気に入っている。
そして、アルバムラストの12「スノーエキスプレス」は、オリジナルをほぼ完コピ。
オリジナルには無かったエレピのソロなども追加されていて、なかなかカッコイイ仕上がり。
というか、この曲を選ぶセンスが単純にスゴイな、って思う。

オリジナルをこのアルバムの曲順に並び替えて聴いた事もあるけれど、改めて選曲のセンスの良さに脱帽。
70年代のジャパニーズポップスのエッセンスを詰め込んだ、見事なコンピレーションとも言えるのでは?
この曲目にピンと来た、オリジナルの曲たちが好きな人も、ぜひとも一聴を。


【収録曲】()内はオリジナル
01. 河原崎亙/ポメラニアンズ&Quinka,with a yawn「Pink Shadow」(ブレッド&バター)
02. ママレイド・ラグ「ソバカスのある少女」(ティンパンアレー)
03. 有里知花「オリビアを聴きながら」(杏里)
04. 平泉光司「Let's Dance Baby」(山下達郎)
05. 柳田久美子「天気雨」(荒井由実)
06. 黒沢秀樹「MAGIC」(ブレッド&バター)
07. ハミング・キッチン「ラスト・ステップ」(吉田美奈子)
08. 黒沢健一「ありがとう」(小坂忠)
09. 櫛引彩香「海と少年」(大貫妙子)
10. sowan song「プールサイド」(南佳孝)
11. YANCY「ハリケーン・ドロシー」(細野晴臣)
12. サンシャインデイズバンド「スノーエキスプレス」(ティンパンアレー)

posted by あれ at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | コンピレーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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