
改めて聞き直してみたけれど、やっぱりこの曲は好きだなぁ。
作詞家の三浦徳子のプロデュース曲ということで、それまでのシングルの流れとは違った雰囲気のカラフルでポップな楽曲。
タイトルからも分かる通り、バレンタイン時期を意識した曲で、「こういう松浦が聞きたかった!」と最初に聞いた時に思ったストレートなポップス。
作曲は山沢大洋、編曲は武藤星児という、木村カエラのデビューアルバム「KAELA」の半分の楽曲のサウンドプロデュースを担当したコンビ。
カエラのアルバムの印象だと、パワーポップな雰囲気のアレンジが主だったけれど、この曲はメロディーのポップさも飛び抜けて素晴らしく、軽やかで流れるようなストリングスがELOを彷彿とさせる雰囲気で、自分は大のお気に入り。
その他にも、サビに入る直前や間奏あけのアレンジにシュガーベイブの「DOWN TOWN」を引用していたりして(そうだよね?)、そこら辺のポップスが好きな人間がくすぐられる要素が詰まっていたり。
カップリングの「ガツン」も、「チョコレート魂」と同様のスタッフで作られている、なかなかの佳曲。
「チョコレート魂」と同様な曲の方向性を持った曲で、こっちの曲の方が、カエラのアルバムに通じるものを感じる曲かもしれない(あのアルバムほどギターがフィーチャーされてはいないけれども)。
やっぱり、ポップスはこういう風に心をウキウキと躍らせてくれるものが最高だな、と思わせてくれた曲。
こういう曲こそ、世のポップファンに知らしめたいな、と思った。
【収録曲】
01. チョコレート魂
02. ガツン
03. チョコレート魂(Instrumental)
♪松浦亜弥「チョコレート魂」