2007年12月21日

原田知世「music & me」

原田知世「music&me」

「音楽と私」

シンプルだけれど、力強い響きを持った言葉。
そのシンプルな言葉と同じように、音楽への強い愛情と、深い信頼を感じるアルバムだった。

原田知世のデビュー25周年を記念して作られたこのアルバム、プロデュースは、MOOSE HILLや、naomi&goro で活動する伊藤ゴロー。
作家陣は、伊藤ゴローの他にも、大貫妙子、鈴木慶一、高橋幸宏と言ったベテラン勢や、キセルなどの若手ミュージシャンも参加。
シンプルで、アコースティックなバッキングが、優しげで落ち着いた雰囲気の原田知世のボーカルと非常にマッチしていて、とてもイイ感じ。

03「きみとぼく」が、個人的に一番好きになったナンバー。
ピアノとウッドベースとドラムと言うシンプルな編成が基本の、落ち着いた雰囲気のポップソング。
原田知世自身が書いた歌詞が、時と場所をこえて巡り会う偶然=運命というテーマで書かれていて、なんでかわからないけれど、グッと来てしまった自分がいる。

カバー曲も充実していて、02「色彩都市」は大貫妙子のカバー、04「Are You There?」はバート・バカラックのカバー、05「I Will」はビートルズのカバー。
この中では、アコースティックな編成で生まれ変わった02「色彩都市」が良かったな。
弦楽器を中心としたアンサンブルが、柔らかい原田知世のボーカルとマッチしていたし。
04「Are You There?」は、高橋幸宏が選曲し、アレンジを担当し、05「I Will」は、コーラスにキセルが参加。
「I Will」は、一時期すごく好きだったビートルズナンバーなので、このカバーは素直に嬉しかった。

鈴木慶一が提供した07「菩提樹の家」や、キセルが提供した11「くちなしの丘」もアコースティックな肌触りの佳曲。
11「くちなしの丘」は、先行試聴で聞いた時は、それほどピンと来なかったけれど、アルバムの流れで聴くと、心に染みる曲になった。

そして、アルバムラストの12「時をかける少女」は、言うまでもなく、原田知世の初期の代表曲のセルフカバー。
今回は、シンプルなボサノヴァ・アレンジでカバーしているのだけれど、初期の代表曲を、不惑を迎えた本人が「今」の視点で再びカバーしたことに、少なからず心動かされた。
あの当時「少女」だった人が、「女性」となった視点で、あの頃の歌を歌う。
同じメロディーであるのに、なんだかその間に流れた「時間」をも歌に込められているかのような気がして、何となくジンと来た。
まさに「時をかける」1曲になったってワケかな……?

このアルバム、聞けば聞くほど好きになっていっている気がする。
こう言うエヴァーグリーンな雰囲気のするアルバムは、本当に大好き。
この作品は、永く聞き続けることの出来るアルバムになると思う。出逢えてよかった。


【収録曲】
01. Cruel Park
02. 色彩都市
03. きみとぼく
04. Are You There?
05. I Will
06. Wondefull Life
07. 菩提樹の家
08. シンシア
09. Aie
10. ノスタルジア
11. くちなしの丘
12. 時をかける少女
posted by あれ at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 00〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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