2006年08月02日

西城秀樹「ファーストフライト」

西城秀樹「ファーストフライト」.jpg西城秀樹が79年に発表したアルバム「ファーストフライト」。

なんだか、スゴイジャケットではあるけれど、このアルバムで注目すべきはバックのメンバー。
ボーカルの西城秀樹以外のパーソネルを見ると、芳野藤丸(G)、大谷和夫(Key & Arrangement)、長岡道夫(B)、山木秀夫(Dr)、中島御(Per)と言った布陣。
気づく人は気づくだろうが、これはケーシー・ランキン抜きのSHOGUN。
当時の西城秀樹は、藤丸バンドがライヴのバックもやっていたらしく、その延長線での起用となったようだ。

そして、曲のクレジットを見ると、西城秀樹6曲、芳野藤丸5曲と言う割合で、全ての曲のアレンジは大谷和夫が担当。
意外とソングライターとしての西城秀樹もイイ感じ。

アルバムは、メロウなフィーリング溢れる01「Sweet Half Moon」で幕を開ける。
ウェストコースト風の爽やかなサウンドが心地いい。

続く02「その愛は」は、一転してファンキーなナンバー。
大野雄二のユー&エクスプロージョンバンドでも活躍する、長岡道夫のファンキーなベースラインが16ビートにのって疾走する。
そんなせいもあってか、どことなく大野雄二のナンバーを彷彿とさせるアレンジ。
そして、この曲のホーンセクションは、スペクトラムのホーン隊だということだが、そんな事も考えると、この曲のファンキーさもうなづける。
自分的には、このアルバムでのベストトラック。

03「おぼえているかい」は、ラテンのリズムを取り入れたメロウな雰囲気の曲。
04「ドライ・マティーニ」は、ウェストコースト風の爽やかなナンバー。
05「Je T'aime」はバラード曲。後にワム!の「Careless Whisper」をカバーする秀樹だけれど、その片鱗は既にこの頃から……。
06「Love Is Beautiful」は、芳野藤丸のギターカッティングが心地良いメロウ・グルーヴ。この曲が一番シティポップと呼ぶにふさわしい出来の曲かな。
07「海辺のまぼろし」は、ファンキーな曲。チョッパーベースが、意外とイイ味を醸し出す。
08「愛のバラード」は、まさにタイトル通りのバラード曲。秀樹、熱唱。
09「東京スカイ・ラウンジ」は、ラテンっぽい要素を絡めたファンキーなナンバー。
10「バリエーション」は、ちょっとルーズなノリのファンキーな1曲。
ファンキーなSHOGUNという雰囲気がする曲で、これも長岡道夫の弾くベースがカッコイイ。
11「If You Love Me」は、イントロは壮大なバラード風だけれど、それが終るとファンキーでポップな曲が展開される曲。
爽やかなメロディーに、どことなくファンキーなリズム隊が、なかなかカッコイイ。
何気に、スペクトラム・ホーンズが活躍の1曲。

ケーシー・ランキン抜きのSHOGUNとは書いたものの、やはりそのボーカル・スタイルの違いからか、SHOGUNの方がクールな響きがするかな。
でも、秀樹のボーカルであっても、ファンキーだったり、メロウだったり、そのサウンドには聞き所はたくさんあるように思う。

「歌謡曲」と言うフィルターを外すと、色々見えてくることが多い、と言う好例かもしれない1枚。


【収録曲】
01. Sweet Half Moon
02. その愛は
03. おぼえているかい
04. ドライ・マティーニ
05. Je T'aime
06. Love Is Beautiful
07. 海辺のまぼろし
08. 愛のバラード
09. 東京スカイ・ラウンジ
10. バリエーション
11. If You Love Me
posted by あれ at 00:54| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 70's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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