2006年06月21日

羽根田征子「SORA」

羽根田征子「SORA」羽根田征子の2ndアルバム「SORA」。佐藤博プロデュースの89年発表の作品。
吉田美奈子のプロデュースだった1stアルバム「Beating Mess」は、良くも悪くも吉田美奈子の「硬質ファンク」路線を受け継ぐ形で、ちょっと重いかな?と言う印象だったけれども、この2ndはイイ感じに軽めのサウンドになっていて、個人的に好みの雰囲気。
羽根田の声質的にも、この2ndの路線の方がしっくり来る気はするのだけど。

レコーディングのメンバーは、プロデューサー・佐藤博(Key)を初めとして、今剛(G)、松原正樹(G)、吉川忠英(G)、青山純(Dr)、浜口茂外也(Per)などが参加。
意外な所では、菅野よう子(Key)や、cobaこと小林靖宏(Accordion)などの名前もあったり、日野皓正がコルネットで参加した曲もある。

シティポップ的なナンバーで言えば、03「MILKY WAY」や06「鳥のさえずりが聴こえる?」が、リゾート風のサウンドを響かせていて、どちらも、ギターのカッティングが心地良い曲。
他には、オールディーズ風のメロディが良さげな05「SANDY」や、ボサノヴァ的なリズムを取り入れた11「Phe´nix」なども、聞き所と言えるかも。

佐藤博も自らのアルバム「TOUCH THE HEART」の中で唄っている、01「ROSY HEART」が収録されているのも注目点かもしれない。
佐藤のバージョンとほぼ同じアレンジだけれど、ボーカルが違うせいか、羽根田バージョンの方が爽やかな雰囲気がする。
歌詞をよく読むと、同じシチュエーションを男性から描いた物(佐藤)と、女性から描いた物(羽根田)に書き分けられているのも面白い。

そして、バラード系の曲も、なかなかの出来。
まずは、吉田美奈子の作詞作曲によるバラード08「WINDY」。
前田憲男による、ピアノとストリングスを中心にしたシンプルなアレンジに好感が持てる1曲。
続く09「EVERGREEN」は、上田知華の作曲で、これもしっとりしたナンバー。
服部克久によるストリングスのアレンジが、歌詞の世界観を更に深い物にしているように感じる曲。

このアルバムのレコーディング中、プロデューサーである佐藤博は、自分のアルバム「TOUCH THE HEART」も平行して制作していたらしく、そうやって意識して聞くと、サウンドの作りも、この2枚のアルバムは通じる部分は多いかもしれない。
佐藤の「TOUCH 〜」が好きな人は、チェックしてみるのも面白いかもしれない。

ちなみに羽根田征子、現在は羽根田ユキコと改名し、現在も活動中とのこと(オフィシャルサイト)。
デヴィッド・フォスターらがプロデュースを手がけた幻の3rdも、ここから通販で買えるようです。


【収録曲】
01. ROSY HERAT
02. 恋唄千里 (It isn't easy)
03. MILK AWAY
04. BESAME
05. SANDY
06. 鳥のさえずりが聴こえますか?
07. DADA
08. WINDY
09. EVERGREEN
10. HAPPY BIRTHDAY
11. Phe´nix
12. 吹き過ぎた風のように


posted by あれ at 23:14| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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