2006年05月12日

杉真理「STARGAZER」

杉真理「STARGAZER」自分が杉真理と言う人を意識したのは、松尾清憲らと組んだバンド、BOXの1stを聞いてから。
自分が、BOXを最初に聞いたのは、確か94〜95年頃だが、その頃の興味は、ブリティッシュなメロディーメーカー、松尾の方に傾いていた。
その後、色々な音楽を聞いていき、当然のごとく一連の大瀧詠一作品に触れ、その際に出会った「ナイアガラ・トライアングル vol.2」で、再び杉のボーカルと再会。
そこで「夢見る渚」を聞いてから、「なかなか良いじゃないか!」と思うようになり、杉のソロも聞くようになった。

そんな感じで出会った杉真理だが、自分が持っている杉のアルバムの中で、一番好きな作品と言っていいのが、杉真理のソロ3作目の「STARGAZER」。1983年作。
初期の杉の代表作と言われるのも納得の、ポップスのエッセンスがギュッと詰まった12曲。

オーバーチュア的な01「SHOW GOES ON」に続いて、杉のポップ・エッセンスの詰まった、02の「スキニー・ボーイ」。
鈴木茂のギター・カッティングと、岡沢章のチョッパーベースがいいアクセントになっている心地良いポップチューン。
ジョージ・ハリスン的なスライド・ギターが印象的な06「内気なジュリエット」(ギターは鈴木茂)は、メロディーとアレンジが、杉のビートルズ好きな一面を感じる、マージービート風のナンバー。後のBOXにも通じる部分を感じる1曲とも言える。
ビートルズ的、と言う視点で語るならば、08「懐かしき80's」は、「Martha My Dear」あたりに通じるメロディーラインを持っているし、続く09「春が来て君は…」なども、「I Will」あたりを彷彿とさせるアコースティック・ナンバー。

そして、杉の代表作の一つ、10の「バカンスはいつも雨」。
「雨」と言う事で、カスケーズの「悲しき雨音」などを連想する、オールディーズ風のメロディーを持ったポップナンバー。
アレンジ面では、マージービート風なサウンドを、80年代に甦らせた雰囲気もなかなかの好感触(時おりビートルズを彷彿とさせるフレーズがチラリ……)。
当時、ポッキーのCMにもなったと言う事で、そういう面でもポピュラリティを持った1曲なのではないでしょうか。

改めて聞き直してみると、80年代中期的なサウンドに、上手い具合にマージービートを潜り込ませたアルバムなのだなぁ、と言う印象もある1枚。
11の「スクールベルを鳴らせ!」のように、アメリカンなポップ・サウンドも聞かせている曲もあるけれど、マージービートの影響を端々に伺わせるアルバムであるのは間違いない。

そう言う耳で聞いてみると、ラストを飾る12「君は天使じゃない」も、ホワイト・アルバムに収録の「Good Night」の影響下にある曲のような……。


【収録曲】
01. SHOW GOES ON
02. スキニー・ボーイ
03. 素敵なサマーディズ
04. OH CANDY
05. 風の季節
06. 内気なジュリエット
07. サスピション
08. 懐かしき80's
09. 春がきて君は…
10. バカンスはいつも雨
11. スクールベルを鳴らせ!
12. 君は天使じゃない
posted by あれ at 02:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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