2009年04月06日

松浦亜弥「チョコレート魂」

チョコレート魂.jpgリリースは少し前になるけれど、今の所の松浦亜弥の最新シングルである「チョコレート魂」。
改めて聞き直してみたけれど、やっぱりこの曲は好きだなぁ。

作詞家の三浦徳子のプロデュース曲ということで、それまでのシングルの流れとは違った雰囲気のカラフルでポップな楽曲。
タイトルからも分かる通り、バレンタイン時期を意識した曲で、「こういう松浦が聞きたかった!」と最初に聞いた時に思ったストレートなポップス。

作曲は山沢大洋、編曲は武藤星児という、木村カエラのデビューアルバム「KAELA」の半分の楽曲のサウンドプロデュースを担当したコンビ。
カエラのアルバムの印象だと、パワーポップな雰囲気のアレンジが主だったけれど、この曲はメロディーのポップさも飛び抜けて素晴らしく、軽やかで流れるようなストリングスがELOを彷彿とさせる雰囲気で、自分は大のお気に入り。
その他にも、サビに入る直前や間奏あけのアレンジにシュガーベイブの「DOWN TOWN」を引用していたりして(そうだよね?)、そこら辺のポップスが好きな人間がくすぐられる要素が詰まっていたり。

カップリングの「ガツン」も、「チョコレート魂」と同様のスタッフで作られている、なかなかの佳曲。
「チョコレート魂」と同様な曲の方向性を持った曲で、こっちの曲の方が、カエラのアルバムに通じるものを感じる曲かもしれない(あのアルバムほどギターがフィーチャーされてはいないけれども)。

やっぱり、ポップスはこういう風に心をウキウキと躍らせてくれるものが最高だな、と思わせてくれた曲。
こういう曲こそ、世のポップファンに知らしめたいな、と思った。


【収録曲】
01. チョコレート魂
02. ガツン
03. チョコレート魂(Instrumental)


♪松浦亜弥「チョコレート魂」
posted by あれ at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 00〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月03日

ハンキー・パンキー「In Touch With Hanky Panky」


何となく復帰。
自分のペースでのんびりと更新して行くつもりで……(と言いながらスグに滞りそうだけど……)。

hankypanky.jpg先日、4月1日にリリースされた、L⇔Rの黒沢健一と黒沢秀樹が組んだユニット(?)ハンキー・パンキーのミニアルバムがすこぶる良かった。

元々は携帯電話サイトのキャラクター「デコレ村の住人たち」のイメージアルバムを発端としたユニットで、そのアルバムでは「上を向いて歩こう」をフィル・スペクター風にカバーした1曲を発表し、1度のイベントライヴを経て、ついにアルバム発表となった感じ。

このアルバムは、L⇔Rの活動期を彷彿とさせる50〜60'sポップに対する憧憬が素直に溢れ出た曲が並んでいて、とても気に入っている。
ビートルズの「I Saw Her Standing There」を思い起こさせるゴキゲンなR&Rナンバー01「Super Sonic Boy」に始まり、ゆったりしたマージービート風な02「For The Stars」。
そして、グループ名の由来となったトミー・ジェームス&ションデルズのカバー03「Hanky Panky」は、仲井戸"チャボ"麗市のギターソロも聞き所。
他には、ラヴィン・スプーンフルの04「Coconuts Grove」や前述の「上を向いて歩こう」の英語カバー04「The First Star〜上を向いて歩こう〜」と捨て曲なしの6曲入り。

ジャケットはピーター&ゴードンのアルバム「In Touch With Peter & Gordon」のデザインを引用していたり、CDのレーベル面もアナログ盤をデザインした仕様になっていたりと、初期のL⇔Rっぽさを感じさせる遊び心が多々あり、初期からL⇔Rが好きだった自分などは感激しきり。
ドラムスもL⇔R時代のライヴでサポートを努めていた棚沢さんが叩いているのもポイント高い。

このグループでライヴや2ndアルバムの制作をしてくれないものかな。


【収録曲】
01. Super Sonic Boy
02. For The Stars
03. Hanky Panky
04. Coconut Grove
05. The First Star〜上を向いて歩こう〜


♪ハンキー・パンキー「The First Star〜上を向いて歩こう〜(Preview)」
The First Star~上を向いて歩こう~(ハンキー・パンキー)FLASH PV
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2008年08月25日

デコレ村オールスターズライブ

今日は、渋谷のライヴハウス O-EAST まで、よくわからない携帯電話のキャラクター、デコレ村のイベント、デコレ村オールスターズのライヴに行ってきた。

そのオールスターズは、基本的にミュージシャンで構成されていて、L⇔Rの黒沢健一、秀樹の兄弟が居たり、仲井戸麗市が居たり、果ては桜塚やっくんまで居る、よくわからない人選の人たちなのだが、今回のライヴは、HMVのサイトから無料でライヴに招待というので、当選したので行ってきた。
それぞれの人に動物のキャラクターが割り当てられているが、そんなの全く理解する事無くライヴに臨む。


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posted by あれ at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ライヴ/コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

山下達郎「BIG WAVE」

山下達郎「Big Wave」.jpgこのところ暑い日が続きますが、そんな「夏」に聞きたくなる、自分の定番アルバムを紹介しましょう。
山下達郎が、サーフィン映画のサウンド・トラックとして製作したアルバム「BIG WAVE」。84年発表の作品。

映画のサントラと言うよりも、「海」をテーマにしたコンピレーションと言った趣きのあるアルバム。
アナログ盤ではA面であった部分(01〜06)が達郎のオリジナル曲で、B面であった部分(07〜12)はビーチボーイズ関連のカバー曲という構成。

オリジナル曲も、もちろん良いのですが、ビーチボーイズ好きの自分にとっては、後半の曲たちも聞き逃せない曲ばかり。
07「Girls On The Beach」は、ビーチボーイズのオリジナルに迫らんとする達郎の多重コーラスが、本当に活き活きとしている。
08「Please Let Me Wonder」は、自分的にはベストなカバー。
元々「Please〜」と言う曲が大好きだと言うのもあるけれど、達郎の声がハマっているし、深いエコー感に支えられたアレンジが、個人的に非常に心地いい。
10「Guess I'm Dumb」は、ビーチボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソンが、グレン・キャンベルに提供した曲のカバー。
ブライアン・ウィルソンの提供曲の中でも、自分の中では1、2を争う名曲かと。
達郎さんと同じくブライアン・マニアのルイ・フィリップもカバーしてましたね。
11「This Could Be The Night」は、MFQ(モダン・フォーク・カルテット)のカバー。
フィル・スペクターが手がけたオリジナルも、かなりドリーミーなサウンドを聞かせてくれるのだけれど、達郎のバージョンは、それに輪をかけてドリーミー。
ちなみに、この曲は、アルバム「GO AHEAD!」に収録されているけれども、「GO AHEAD!」のバージョンよりもエコー感が増していて、ギターソロをサックスソロに変更しているなど、細部の違いがある(個人的には「BIG WAVE」の方が好き)。

このアルバムのクレジットを見ると、ビーチボーイズのウィルソン兄弟の次男、デニス・ウィルソンに捧げられている。
このアルバムがリリースされる前年に、デニスが水難事故で死去したこともあり、自他ともに認めるビーチボーイズ・フリークである達郎が、サーフィン映画のサウンドトラックを、ビーチボーイズ唯一のサーファーであったデニスに対して捧げると言うのも、自然な流れだったのだろう。
(余談ですが、デニスに関しては、最近唯一のソロアルバム「Pacific Ocean Blue」がデラックスエディションで再発されました)

と、B面部分だけ書いてたら長くなってしまったんで、A面のオリジナル曲に関しては、また今度(と言っていつになるかわからない自分……)。


【収録曲】
01. THE THEME FROM BIG WAVE
02. JODY
03. ONLY WITH YOU
04. MAGIC WAYS
05. YOUR EYES
06. I LOVE YOU Part 2
07. GIRLS ON THE BEACH
08. PLEASE LET ME WONDER
09. DARLIN'
10. GUESS I'M DUMB
11. THIS COULD BE THE NIGHT
12. I LOVE YOU Part 1
posted by あれ at 00:33| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月21日

Scudelia Electro「Summer Rain」

Scudelia Electro「Summer Rain」.jpg何となく夏っぽい曲が聞きたなくなって、CD棚の中を色々と探っていたりする今日このごろ。
そんな風にして久しぶりに引っ張りだしてきた曲の一つ、スクーデリア・エレクトロの6thシングル「サマーレイン」。
99年リリースという事は、もう10年近く経つのか。時が経つのは早いもんですね。

このスクーデリア・エレクトロは、スパイラル・ライフ解散後、ギター&ボーカルの石田小吉(現・石田ショーキチ)が、レコーディング・エンジニアの寺田康彦と、キーボードディストの吉澤瑛師と共に組んだグループ。
自分はスパイラル・ライフ時代から、ソングライターとしてのショーキチが好きで、このグループもよく聞いてました。

この「サマーレイン」は、シャッフル・ビートが心地よい、爽やかなポップナンバー。
一部で、ナイアガラ・サウンドを彷彿とさせるという評価も読んだ事があるけれど、なるほどそう言う評価もうなづける雰囲気も持っているかもしれない(とは言っても、それほどナイアガラではないけれど)。
あと、イントロのピアノのフレーズは、ビートルズの「Good Day Sunshine」からの引用だと、リリース当時には一部で言われた事もありました。
ちなみに、ゲスト・ミュージシャンとして、向山テツ(Dr)、湯川トーベン(B)が参加。

この石田ショーキチという人は、メロウなメロディーを書くと思えば、一転してゴリゴリにハードな音作りもする人間で、その振り幅が面白いといえば面白いのだけれど、自分は断然前者の方を支持。
スパイラル・ライフの時代から、彼のメロディーメーカーとしてのセンスは、とても気に入っている。

カップリングの02「FADE」は、比較的オーソドックスなロック・ナンバー。
こう言っては何だが、悪い曲ではないけれど、いかにもカップリング曲というような雰囲気も感じなくもない曲。
自分は嫌いではないですけど。

この「サマーレイン」は、スクーデリア・エレクトロの4th「Flamingo」にも収録されているけれど、このジャケットが結構好きなのでシングルで紹介してみた。
PVも、なかなか爽やかな雰囲気で(出演している女の子のせいかもしれないが)、結構好きです。
自分の中では、今みたいな時期の定番ナンバーなのかな。


【収録曲】
01. サマーレイン
02. Fade


♪Scudelia Electro「Summer Rain」

posted by あれ at 14:10| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 90's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

原田知世「パヴァーヌ」

原田知世「パヴァーヌ」.jpg昨日の夜、NHK BS2でガーデンホールでのライヴが放送された原田知世。
このライヴは自分も見に行ったが、そのオンエアに刺激を受けて、先日の「夢で逢えたら」に引き続き、原田知世ネタで。

今回紹介するのは、85年にリリースされたアルバム「パヴァーヌ」。
このアルバムに流れているエレガントな雰囲気は、現在の知世ちゃんの音楽にも通じる部分もあるのかな?という気もして、80年代の知世ちゃんのアルバムの中では、一番繰り返し聞いている1枚。

アナログでA面にあたる部分(1〜6)は「Water Side」と題されていて、萩田光雄がアレンジを担当し、B面にあたる部分(7〜11)は「Light Side」と題されて、井上鑑がアレンジを担当。
どことなくヨーロピアンな雰囲気が漂い、落ち着いた曲調が並んでいるA面と、比較的ポップな曲が並ぶB面。
こういうA面、B面で雰囲気を変えると言うのは、アナログ盤ならではの発想ですね。

作家陣も豪華で、先日のライヴやアルバムでもコラボレートした大貫妙子を始め、加藤和彦、山川恵津子、伊藤銀次、かしぶち哲郎、岸正之、REIMY、大沢誉志幸などなど。
参加ミュージシャンは、松原正樹(G)、鳥山雄司(G)、今剛(G)、高水健司(B)、岡沢章(B)、大谷和夫(Key)、浜口茂外也(Per)、斉藤ノブ(Per)などなど名うてのミュージシャンが多数参加。

「Water Side」での自分的なハイライトは、大貫妙子が作詞作曲した04「紅茶派」。
いかにも大貫さんと言う感じの曲調で、大貫さんが好きな人にもスンナリ受け入れられるのではないかな?
メロディーはもちろん、ストリングスのアレンジも素晴らしい。
この曲は、後に原田知世の代表曲の一つになる「彼と彼女のソネット」にも通じる雰囲気かもしれない。

05「早春物語」は、映画の主題歌にもなったので知ってる人は多いのでは?
シングルのアレンジは大村雅朗だったけれど、ここでは萩田光雄がアルバム用にリアレンジしたバージョン。
シングルの雰囲気は残しながらも、ストリングスを全面にフィーチャーして、より深みを増したアレンジかと。

06「夢七曜」は、原田知世作詞、水越恵子作曲の曲で、AOR風のアレンジが耳をひく1曲。
改めて聞き直したけれど、この曲、ホント好きだなぁ。
ほかにも、山川恵津子作曲の01「水枕羽枕」、かしぶち哲郎作曲の02「羊草食べながら」なども落ち着いたナンバー。
03「姫魔性」などを聞いてもわかるけれど、この「Water Side」は、萩田光雄のアレンジするストリングス・セクションの印象が強い曲が多く、そこら辺がヨーロピアンな色を感じる部分かと。

ヨーロピアンなA面に続いて、ポップなB面「Light Side」。
こちらの個人的なハイライトは、伊藤銀次が作曲した08「HELP ME LINDA」。
ビーチボーイズの「HELP ME ROHNDA」からタイトルを引用したと思われるけれど、かと言ってビーチボーイズ風の曲ではなく、伊藤銀次ならではのメロディのポップさが耳をひく1曲。
拙い英語で一生懸命歌っている知世ちゃんも微笑ましいけれど、「Baby Blue」などの初期の伊藤銀次が好きな人には、是非とも聞いてもらいたい感じ。

加藤和彦作曲の07「カトレア・ホテルは雨でした」は、少しオリエンタルなメロディが顔をのぞかせるポップソング。
他には、岸正之作曲の09「いちばん悲しい物語」、REIMY作曲の10「ハンカチとサングラス」の2曲は、ミディアムテンポで落ち着いた曲で、大沢誉志幸作曲の11「続けて」は、このアルバムでは異色のファンクな味付けがしてある1曲。

80年代中盤にリリースされたアルバムだけれども、いわゆる80年代的なアイドルポップとは一線を画したアルバムで(特にアナログA面の「Water Side」)、後の音楽活動への萌芽を感じる1枚かな?
改めてアルバム通して聞き直して思ったけれど、やっぱりこれは名盤だな。



【収録曲】
01. 水枕羽枕
02. 羊草食べながら
03. 姫魔性
04. 紅茶派
05. 早春物語
06. 夢七曜
07. カトレア・ホテルは雨でした
08. HELP ME LINDA
09. いちばん悲しい物語
10. ハンカチとサングラス
11. 続けて
posted by あれ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

DEEN & 原田知世「夢で逢えたら」

DEEN with 原田知世「夢で逢えたら」.jpeg結構前から探していて、最近ようやく見つけたシングル、DEEN & 原田知世の「夢で逢えたら」。
言うまでもなく、オリジナルは吉田美奈子の「FLAPPAER」収録の曲で、作詞作曲は大瀧詠一。
原田知世ファンとしても、「夢で逢えたら」ファンとしても、嬉しいコラボレーションと言える1枚。

この曲は、元々DEENの邦楽カバーアルバム「和音 Songs for Children」に収録された曲で、そこからのシングルカットと言う形でシングルになったらしい。
シングルになった際に、ミキシングをやりなおして、エンジニアに迎えたのが吉田保だったと言う気の入れよう。
その甲斐もあってか、ナイアガラ・サウンドを踏襲する仕上がりになっていて、なかなか聞き応えがある1曲。

アレンジは、ナイアガラ・サウンドへのオマージュというか、深めのエコーを聞かせた雰囲気で、フルートやストリングス、そしてティンパニの音など、なるほどナイアガラっぽい。
そんな風にナイアガラな雰囲気を踏襲しつつも、ボサノヴァ的なテイストのギターを入れたりして、DEENのカバー独自の味も加えていて、なかなか名カバーに仕上がっているのではないかな?
ボーカルを聞いても、原田知世とDEENの池森秀一の声の相性もピッタリで、曲の雰囲気を阻害する事無く、非常にイイ感じ。

カップリングの03「夢で逢えたら afternoon cafe style」は、ギターとパーッカッションを中心にしたボサノヴァ・カバーになっていて、これがなかなかイイ。
以前にゴンチチがプロデュースした「Summer Breeze」という原田知世のアルバムを紹介した事があったけれど、知世ちゃんのボーカルって、ボサノヴァと相性がいいのかな?
このバージョンも聞いていて、単純に心地いい。

同じくカップリングの02「the end of the world」は、原田知世が「カコ」と言うアルバムでもカバーしていたポップスのスタンダードナンバー。
「カコ」のバージョンは、鈴木慶一のアレンジだったけれども、ここではDEENのアレンジで、「カコ」とは違った雰囲気の仕上がり。
サビの部分のコーラスの重ね具合は、聞いているだけでもなかなか心地よい感じ。

このシングル、カバー曲で構成された小品と言う感じだけれども、とても雰囲気が良いので、世のポップスファンには是非とも聞いてもらいたい1枚。


【収録曲】
01. 夢で逢えたら
02. the end of the world
03. 夢で逢えたら afternoon cafe style
04. 夢で逢えたら(for female)
05. 夢で逢えたら(for male)
06. 夢で逢えたら(for lovers)

posted by あれ at 03:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 00〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

「鉄腕アトム ソング・コレクション」

鉄腕アトム.jpg本日は、ちょっと変化球で。
「鉄腕アトム」の主題歌、挿入歌をまとめたソング・コレクション。
昭和30年代の初アニメ化の曲はもちろん、80年のアニメ化の主題歌、それからアニメ化以前の実写版のテーマ曲01「鉄腕アトムの歌」まで入っている豪華(?)版。
2003年4月7日がアトムの誕生日だったらしく、それを記念してリリースされたアルバムの一つ。

今回注目したいのは、80年にアニメ化された時の曲。
その時の主題歌の12「鉄腕アトム」(18のANKHバージョンも同じアレンジ)は、当時の流行りもあってか、16ビートがベースになっているフュージョンのテイストが随所に盛り込まれたアレンジ。
シンンセソロ、ギターソロの部分などはフュージョンとしか言いようの無い演奏で驚く。
かと言って奇をてらったフュージョン風というワケではなく、子供にもウケるように、オーソドックスにメロディーを聴かせる部分はきちんと残しながら、ファンキーなリズム隊がさりげなくからむような演奏。

この80年アトムの歌は、なかなかイイ感じで、自分が特に好きなのは、当時アニメのエンディングとしても使用されていた13「未来に向かって」。
こちらも16ビートが主体となったポップナンバーで、歌詞は子供向けだなぁと言う感じだけれど、爽やかなメロディーの脇でファンキーなベースラインがうねっていたりして、なかなか聞き所満載の曲。

その13「未来に向かって」や18「鉄腕アトム」を担当したのが、ANKH(アンク)という当時ジャニーズ事務所に所属していたバンド。
このANKHには、後に野村義男とザ・グッバイを結成する曾我泰久(G)が居たり、スクウェアに加入する長谷部徹(Dr)、セッションベーシストとして活動する松原秀樹(B)らが在籍していた。
ジャニーズのバンドとは言え、メンバーのその後の活動を見てみると、なかなか本格的なバンドを目指していたのだろうなぁ、というのもわかる。

と言う事で、主題歌やその他挿入歌のバックもANKHが担当したものだとばかり思っていたが、ここでのバッキングは、カシオペアの野呂一生や向谷実が演奏を担当したとのウワサもある。
三枝成彰が手がけたサウンドトラックも、演奏はカシオペアの面々にゆだねられたらしいのだが、自分の手元にサントラが無いため、確認する事が出来ないのが残念。

中古で見つけた時、ANKHの曲を目当てに買ってみたのだが、その期待に違わず、ANKHの曲はどれも良かった。
ANKHは、当時1枚だけアルバムをリリースしたらしいのだが、そのアルバムがなんかの間違いで(?)リイシューされたりしないかなぁ……。


【収録曲】
01. 鉄腕アトムの歌
02. 鉄腕アトム
03. 鉄腕アトム
04. 鉄腕アトム
05. ウランちゃんとお茶の水博士
06. 鉄腕アトムのワルツ
07. ロボット・マーチ
08. 鉄腕アトムのマーチ
09. ロボット学校の歌
10. 鉄腕アトム
11. 地球防衛隊のマーチ
12. 鉄腕アトム(アトムズ)
13. 未来に向かって~ニュー鉄腕アトム~(ANKH)
14. ウランのテーマ(ウランズ)
15. 僕らは愛のメッセンジャー(ANKH)
16. 翼あるものたち(ANKH)
17. 裏返しの友情(アトラス寺西)
18. 鉄腕アトム(ANKH)


♪アンク「未来に向かって」

posted by あれ at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | サウンドトラック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

キャナァーリ倶楽部「ニシキカザレ」

キャナァーリ倶楽部「ニシキカザレ」自分以外にも結構いると思うのだけれど、シュープリームスの「恋はあせらず(You Can't Harry Love)」のモータウン・ビートを持った曲が、かなり好きだ。
あの「♪ドッドッドードッドッドドー」というビートにポップなメロディーが乗るだけで、スタンダードなポップナンバーに聞こえるのだから不思議な感じ。
あのビートを生み出した、ホランド=ドジャー=ホランド(並びにファンク・ブラザーズ)は、本当にポップス市場に画期的な金字塔を打ち立てたよなぁ、と改めて思ってしまう。

そんなビートを持つ曲は、洋楽はもちろん日本のポップスにも多々あって、自分はそんな「モータウンビート in JAPAN」が大好きな人間の一人。

そんな「モータウンビート in JAPAN」の中で最近お気に入りなのが、つんく♂プロデュースの女の子9人組のグループ、キャナァーリ倶楽部が歌う「ニシキカザレ」。
「恋はあせらず」のビートって、どの曲もポップで最高な曲ばかりだと思うのだけれど、この曲もその例に漏れず、とてもポップで素晴らしい楽曲。
メロディーのポップさはもちろん、聞いているだけで楽しくなってしまうナンバー。
このキャナァーリの曲以外にも、つんく♂楽曲には「恋はあせらずビート」の曲は結構あって、自分などはそんな曲に出会う度に「オオッ!」と思って一人盛り上がってる。

曲の頭から、例の「♪ドッドッドードッドッドドー」のリズムが飛び出して、続いてストリングスがイントロを盛り上げる。
もちろんメロディーもポップで、その他にも「♪イェイ!イェイ!」とか「♪カモン!レッツゴー!」といった「合いの手」も可愛らしく、曲のポップさにさらに彩りを添えている感じ。
ちょっとオケが軽すぎるかな?って部分はあるけれど、メロディーのポップさがその部分を忘れさせてくれる。
歌詞も、タイトルの「ニシキカザレ」の言葉に表されているように、「夢」に向かって邁進する女の子を描いていて、そういうポジティヴなメッセージにも共感できる。
こういう「キラキラ輝いてる女の子」を描かせると、つんく♂の歌詞は天下一品だな。

カップリングの02「HAPPYやなぁ!」は、所々にマージービート風のフレーズを織り込んだポップナンバー。
つんく♂のビートルズ好きは、ファンにはお馴染みだとは思うけれど、ここまで確信犯的にビートルズ風のフレーズを織り込んだ曲ってあまりない。
もともと60年代のブリティッシュビートにハマっていた自分のような人間にとっては、思わずニヤリとするような曲。
そういう風にとらえなくても、こちらの曲もポップでイイ感じ。

そんな感じで、今後もモータウンビートの曲をピックアップしていこうかな、と思うので、そこら辺が好きな方は乞うご期待(?)


【収録曲】
01. ニシキカザレ
02. HAPPYやなぁ!
03. ニシキカザレ(Instrumental)
04. HAPPYやなぁ!(Instrumental)
posted by あれ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 00〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

Shi-Shonen「Do Do Do」

Shi-Shonen「Do Do Do」.jpg今回紹介するのは、Shi-Shonen が85年にリリースしたミニアルバム「Do Do Do」二ボーナストラックを加えてリリースされた2000年のリイシュー盤。

Shi-Shonenと言うと、テクノポップという印象が強いかもしれないけれど、このアルバムに関して言えば、テクノ趣味は奥に引っ込み、ポップグループとしてのShi-Shonenが前面に出ている印象。
どうも、リーダーの戸田誠司のインタビューによれば、1stアルバムの「Singing Circuit」でテクノ方面に振れた針を、違う方向へ向けたくなったら自然とポップ指向な側面が出たらしい。
プロデュースは、メンバーの戸田誠司と、大貫妙子や竹内まりやなどのプロデュースでも知らる牧村憲一(彼は先日取り上げたL⇔Rのプロデューサーでもあった)。

このアルバムをレコ屋の店頭で試聴した時、01「瞳はサンセットグロウ」にノックアウトされてしまった。
音的には、発売当時のライナーノーツに「モンキーズの「デイドリーム」を思わせるナンバー」と評されているけれども、そんな表現もうなづけるポップナンバー。
シャッフルのビートにポップなメロディーが乗って、さりげなくメロディーを包み込むストリングスも鮮やかで、曲のアクセントとして矢口博康のサックスもなかなかイカしてる。
そして、いかにも「文系青年」的な戸田誠司のボーカルも、魅力の一つかもしれない。

02「5回目のキス」は、ベース担当の渡辺等がボーカルを取る、落ち着いたテンポのポップナンバー。
今では、チェリスト/ベーシストとして様々なポップ/ロックフィールドで活動している渡辺氏だが、青年期には、こういう優しげなボーカルを披露していたのだなぁ。
03「手編みの天使」は、ストロベリー・スイッチブレイドっぽい雰囲気のするポップソング。
テクノポップ風のリズム隊に、弦楽四重奏が絡み合うあたりが、この時期のShi-Shonenぽい感じもする。
ただ福原まりのボーカルの拙さが、少々残念ではあるかな……。
04「タイトロープ」は、ライナーを読むとホリーズの「バスストップ」のフレーズを引用したと書いてある。
なるほど、言われてみればそういう感じで、曲調も「バスストップ」的なマイナーコードのロックチューン。

07「オートバイク」は、ジャズっぽいナンバー。
鼻歌で作ったような曲調だけれど、矢口博康のサックスが、曲の雰囲気を作り上げてる感じかな?
08「憧れのヒコーキ時代」は、意識的にアズテック・カメラやペイル・ファウンテンズのような音を作ろうとしたらしい。
けれども、純粋なネオアコ・ナンバーにはならないのが、Shi-Shonenらしいと言うのか、なんと言うのか。
ポップなメロディーであるのだけれど、ストリングスの重ね方やリズムトラックの作り方などは、テクノポップ的と言えるのかも。
05に収録されたライヴ・アレンジの方が、シンプルな分メロディーのポップさは活かされているかな。

05〜06のライヴトラックを聴いて思ったけれど、戸田誠司の青々としたボーカルも、このShi-Shonenというグループの魅力の一つなんだろうなぁ。

Shi-Shonenは、このミニアルバムのあと「2001年の恋人達」と言うアルバムをリリースした後に解散。
その後、リーダーの戸田誠司は、YOUらとフェアチャイルドを結成して活動する事になる。
フェアチャイルドの活動に関しては、気が向いたら、また。


【収録曲】
01. 瞳はサンセットグロウ
02. 5回目のキス
03. 手編みの天使
04. タイトロープ
05. 憧れのヒコーキ時代 (Live)
06. BYE-BYE YUPPIE BOY (Live)
07. オートバイク
08. 憧れのヒコーキ時代
posted by あれ at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャパニーズポップ 80's | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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